「30代。OL。文句ある?」
奥田英朗の「ガール」を読んだ。
あまり共感できなかったけど、読みやすくて楽しめました。
短編集ですが、どの話もちょっと終わり方がキレイすぎる。
主人公の女性達は高学歴、高収入、美貌に恵まれたキャリアウー マン。
世の中にそんな女性がどれだけいるのだろうか。
全く私とかけ離れている。かけ離れすぎている。 関係ない世界なカンジ。
でも、これから先の色んな不安だとか、焦りというのはわかるかも。
私も年下の女の子たちの肌の綺麗さにみとれてしまうしな(笑)
会社で年下のオンナノコたちが「女の子」扱いされているのを見ると、
「ああ、いつからそんな扱いされなくなったのだろう」 と考えることもある。
(でもきっと女の子扱いされてもそれはそれで 思うところはあると思うけどさ。。 )
何も考えずに読むととても面白い。 すごく読みやすいし。
でも自分に当てはめたり、心情を考えると・・・共感できない。
やはり、男性が書いた物語だなと思った。
終わり方もキレイすぎる。同性だからわかり合える?
いやいや、女の敵はオンナって言うじゃないのよ。
私がひねくれてる?でもそんな綺麗な話は私の周りにはない。
あれだけ、対極の人間で敵対心とかあったのに、最後にはなんだかわかりあえちゃってて
ふふふって笑っちゃってて、ちょっとちょっとそんなキレイゴトじゃないわよ。
それに、みんながみんな仲良くなる必要なんてないし、人はそうやって成長したりもするし、
と感じた私はやはり女社会には適応できないのだろうか。
幸せの基準はどこにあるのだろうか。
それは他人ではなく自分が決めること。
でも自分でボーダーライン決めてしまっては身動きとれなくなりそうだ。
歳は誰だってとる。
いい歳のとり方をしたい。
と、30を目前に思ふのであった。